ITアーキテクト/コンサルタント IT Architect / Consultant
2019年キャリア入社 橋本 英憲
私は、新卒で外資系ハードウェアのメーカーに入社し、8年ほど金融系のSEとしてプログラミングからプロジェクトマネジメントまでを担当しました。しかしながら、所属していた事業部門が他の企業に買収されてしまったため、そのまま転籍となり、SIerとしてパブリッククラウドの導入支援を担いました。
数年が経過した頃、プライベートでは3人目の子どもが産まれました。父親として、子どもたちに十分な教育を授けられるように経済力を高めたいと思うようになり、そうするためには、いまよりももっと付加価値の高い仕事に就く必要があると感じ、転職を検討しはじめました。
転職活動では、企業選定をするにあたり、軸としていた条件が二つありました。ひとつはテクノロジーとビジネスの両方に関わることができること。もうひとつは、企業のテーマや、未来に対するビジョンが、シンプルに「カッコいい」と共感できることでした。
こうして転職活動をはじめると、NRIで募集していたITアーキテクチャーコンサルティング分野の業務内容が、私の軸にあてはまりました。また、『未来創発』という企業理念を掲げ、それを有言実行している姿が、軸とするふたつめである「カッコいい」にピタリと合致しました。実際の面接の場でも、本部長が技術の最新トレンドを理解し、本質的な質問を私に投げかけてくれたことが心に刺さり、NRIでキャリアを積もうと転職を決心しました。
入社後はITアーキテクチャーコンサルタントとして、お客様が新たなサービスを導入する際に、最適な情報システムの全体構造実現に向けた支援を担っています。
実際に関わったプロジェクトとして、ある交通インフラを手がける企業で、インフラ設備の補修が必要な部分を、画像判定によって自動的に解析するシステムの、外販施策の構築を支援しました。このシステムは、同社が自社内で使用するための独自のシステムでしたが、同じ業界内にも導入が可能と判断したことで、汎用化に向けたビジネスモデルの設計から収支計画の立案までを担当しました。
システムはクラウド上で運用する想定だったので、前職のSEとして経験したクラウドアーキテクチャの知見を活かすことができた一方で、ビジネスモデルの設計や収支計画の策定といった、超上流工程に触れることははじめての経験でした。苦労も多かったのですが、転職時からこうした超上流工程に携わりたいと望んでいたことなので、社内外の類似事例を調べ尽くし、ときには先輩や同僚からアドバイスを得ながら壁を乗り越えていきました。
その結果、思い描いていた構想がお客様にも認められ、ビジネスを次のフェーズへ進めることができたことに、大きなやりがいと達成感を感じました。
NRIのITアーキテクチャーコンサルティング分野にいると「未来を創っている」と感じることがあります。私が担当した交通インフラの保守システムは、業界の運用・保守のあり方自体を変えるかもしれません。また別のプロジェクトでは、自動車とデータセンターをネットワークで接続し、利用者の利便性を向上させるコネクテッドカーの開発にも携わっています。このように業界や技術の最先端に触れ続けられるのは大きな魅力ですし、マルチアサイン方式により、数ヶ月単位のプロジェクトを並行して担当することができるため、技術のトレンドに乗り遅れることもありません。
一方で「最先端への挑戦」を支えてくれる、専門性をもったプロフェッショナルな先輩たちがNRIにはたくさんいます。自学・自習でのインプットはもちろんのことなのですが「そのことは、あの人に相談してみた方がいいよ」とアドバイスをいただくことも多く、社内全体で知識や経験を共有しようというカルチャーが根付いているので、意欲さえあれば社内のプロフェッショナルな先輩方からも多くのことを学ぶことができます。
NRIの特徴として、コンサルティングや上流工程の経験がなくても、周囲のサポートや充実した研修制度があるので、意欲を持って挑戦していただきたいと思います。私自身もまだプロジェクトにいちメンバーとして参加する機会が多いのですが、将来はプロジェクトリーダーとして、高いパフォーマンスを発揮し、お客様の期待値を常に超えられるコンサルタントになれるよう、日々切磋琢磨を繰り返しています。
そしてお客様に心から「ありがとう」と言われるようなプロフェッショナルを目指しています。
※内容はインタビュー当時のものです。