野村総合研究所(NRI)Career Recruiting

Members 転職者メッセージ

アカウントマネージャ Account Manager

2018年キャリア入社 田中 康一

コンサルティングファームやSIerを経て、
さらなる成長を求めてNRIへ。

私はNRIに参画するまでに、システム開発に関するさまざまな経験を重ねてきました。新卒で入社したのは、大手メーカーのシステム子会社でした。SEとしてキャリアをスタートし、システム構築を担っていましたが、要件定義などの工程に携われる機会がなく、もっと上流から携わってみたいと思うようになり、外資系のコンサルティングファームに転職しました。そこでは保険業界を担当し、クライアント企業のIT戦略立案やシステム企画などに力を振るいました。ファームでの日々は私を大いに鍛えてくれましたが、上流工程の経験を得たいという当初のファームへの転職の目的も果たしたこともあり、培った経験や知識を基にお客様に貢献するリアルなシステムを作り上げたいと考え、最上流から関わりそれを堪能するために国内の有力なSIerに移籍しました。プロジェクトマネージャ(PM)として、銀行や商社のミッションクリティカルなシステム開発を数々率いました。

そのSIerでのキャリアに不満はなく、転職する意思はなかったのですが、ある企業のシステム開発プロジェクトでNRIのチームと協業する機会があり、メンバーがみな優秀であることに刺激を受けました。誰もが深い知見を持ち、現場で的確な意思決定をしている。NRIの評判は耳にしていましたし、ここならまた違う経験を重ねて自分を広げることができるのではないかと、NRIへの転職を決断しました。当時私は30代後半で、NRIで自分のキャリアの集大成を築きたいという想いもありました。

待っていたのは新たな挑戦。競合ひしめく
市場をどう攻略するか、知恵を絞る。

PMを志向してNRIに入社した私ですが、新たなビジネスを創出するという、さらにスケールの大きな仕事に挑戦できるポジションを打診されました。NRIはいま、これまで実績のなかった官公庁マーケットの開拓を図り、新たな事業フィールドを創出しようとしています。私はコンサルティングからシステム開発まで一通り関わったキャリアを買われ、その案件獲得のための企画提案を担うことになりました。官公庁マーケットに携わった経験はほとんどなく、また自ら案件を創出していくことも私にとっては未知の領域でした。当初はプレッシャーを感じたものの、また新しいことにチャレンジして成長できるチャンスだと捉え、懸命にミッションを実行。いま振り返れば、こうした機会を授けてくれたNRIにはとても感謝しています。

いまターゲットにしているのは、社会保障に関するシステム開発です。このマーケットは実績豊富な大手ベンダーが複数存在し、そうした競合に打ち勝っていかなければなりません。だからこそ挑戦しがいがあり、そして勝算も十分にあると考えています。NRIに入社して実感するのは、この企業は実に豊富なリソースを有していること。AIなどの先端テクノロジーにも強く、一方で大規模なSIを成し遂げる力もある。官公庁のお客様とコンタクトを重ねてニーズを掴んでは、『この技術とこの技術を組み合わせれば面白いソリューションを提供できるかもしれない』と構想し、時には社内の関係部署と協力してプロトタイプを作ってデモンストレーションをすることもあります。中途で入社すると、社内に人脈がないので当初は苦労するかと思っていましたが、上司や部門の人事担当に「他部署のこんな専門家と協業したい」と相談すれば、すぐに適切な人材を紹介してくださりました。そして、協力を要請するとみなさん進んで知恵を貸してくださり、企画提案の質がどんどん上がっていく。それをお客様にぶつけて、「NRIはここまでできるのか」と驚きを与えられた時などはとてもやりがいを感じます。

自分が培ってきた経験を社会に還元したい。
そんな想いも、NRIならば果たせる。

NRIに入社して1年後にはマネージャに昇格し、いまはチームを率いる立場です。新卒中途関係なく、資質や能力を正当に評価されてポジションアップできるのも、NRIの魅力だと思います。私のチームのメンバーはバラエティに富んでいて、コンサルティングに長けた人間もいれば、テクノロジーに精通した人間もいます。そうした優秀な人材と協業することで、1+1が4にも5にもなる。彼らと議論しながら提案内容を作り上げていくのはとてもエキサイティングですし、たとえ前例のないことでも、意思をもって訴えればNRIは挑戦させてくれる会社です。そして入札の結果、案件を獲得できた時は本当に大きな達成感がある。それをメンバーと分かち合う瞬間が、いまの私には何よりの喜びです。しかも、私たちが手がける社会保障のシステムは、国民の生活に直結するものです。優れたシステムを編み出して実現することが、国民の暮らしを豊かにすることに繋がっていく。20代の頃はあまりそのような意識はありませんでしたが、歳を重ねるにつれて『自分の経験を社会に還元したい』いう気持ちが強くなり、それを果たす上でもNRIはふさわしい場だと思っています。

いま我が国では、デジタル庁の設立をはじめ、国を挙げてDXを推進しようとしています。そこでNRIが貢献できることはたくさんあると捉えています。コンサルティングとシステム開発の両方の実力を一社で備え、一気通貫で高度なソリューションを提供できる企業は、国内ではほとんど見当たりません。その強みを存分に発揮して、官公庁マーケットで新たなビジネスを確立し、会社と共に成長していければと、そんなビジョンを描いています。

※内容はインタビュー当時のものです。