NRI career

NRI Leader’s Voice

野村総合研究所のキャリア採用サイト「NRI career」をご覧いただき、ありがとうございます。「NRI Leader’s Voice」は、NRIグループのビジネスを牽引するリーダーたちに、事業の魅力や展望を語ってもらうシリーズです。今回はRCシステム事業部の部長を務める下岡さんに聞きました。

注）組織名・役職名は取材当時の名称です。

話し手：RCシステム事業部　下岡　聡志

当事者意識が高く、自分の業務に線引きしない

――まずは、自己紹介をお願いします。

現在、RCシステム事業部の部長を務めている下岡です。大学では経営システム工学を学び、情報系に近い分野を専攻しました。2003年に野村総合研究所（NRI）に入社してから、一貫して国内最大手の情報サービス業のお客様を担当しています。エンハンス開発など、多数のプロジェクトを担当してきました。その後、営業アカウントマネージャー的な役割を経て、部長に就任しました。
週末は息子の少年野球チームの監督をしており、野球漬けの週末を過ごしています。チームのスケジュール管理や試合のマッチメイクはかなり負荷が高いですが、子供たちがうまくなる姿を見る喜びは格別です。子供たちの育成と仕事でのメンバーの育成には通ずるものがあり、いろいろと勉強になっていると感じています。

――入社以来ずっと同じお客様を担当されているのですね。

現在の人事制度では、管理職への昇格には異動経験が求められますが、その制度ができる前に昇格しました。そのため、今となっては、私のように一社のお客様を長期間担当するキャリアは社内でも珍しいですね。

――現在の組織について教えてください。

産業ソリューション事業本部には小売り、物流、メーカー、不動産、情報サービス業などさまざまな業種のお客様がいます。RCシステム事業部は先に述べた通り、国内最大手の情報サービス業のお客様を担当する組織です。お客様とは、2000年頃から約25年のお付き合いがあります。不動産広告サイト、飲食店検索サイト、結婚関連サイトの開発・運用を主に担当しています。現在、私の部は約70名ですが、同じお客様を担当する隣の部と合わせると100名ほどの社員が携わっています。

――部の雰囲気について教えてください。

お客様の影響を受けていると思うのですが、当事者意識が高く、「ここまでが自分の業務」という線引きをしない人が多いです。明るいメンバーが多く、助け合う文化や教え合う文化が定着していますね。こうした部員の一体感の醸成やモチベーション向上のために、2014年から継続的に半期に一度、キックオフを開催しています。キックオフは、表彰パートと戦略共有パートに分けています。表彰パートでは、優れた成果を上げたプロジェクトメンバーを選出し、成果や取り組みを発表してもらいます。戦略共有パートでは、私やグループマネージャーから部やグループの方針、目標について共有しています。
締めくくりの言葉として「明るく楽しく元気よく」を掲げています。これは以前、子供が通っていたプールの貼り紙にあった言葉ですが、コロナ禍でなんとなくどんよりとした雰囲気だったころに偶然見つけて良いなと思ったものです。私自身はもともとポジティブな性格ですが、部全体でも少しでも仕事を楽しんでもらえれば、と思っています。

お客様の真の目的を理解したうえで解決策を提供していく

――お客様からはどのような期待をいただいていますか。

品質へのご期待が一番大きいです。お客様がビジネスを発案することに優れているため、私たちは情報提供の相談相手としてサポートしながら、着実に形にすることで、補完関係を築けています。実際私たちのことを下請けではなく、対等に扱ってくださっており、一緒にビジネスを進めようという姿勢を強く感じますね。だからこそ、お客様の事業を通じて世の中を便利に、豊かにしたいと考えています。
例えば不動産サイトでは楽しく家探しをしたり、飲食店サイトでは思わず行きたくなるような飲食店を素早く探すことができたり、実際のユーザーのことを考えながら業務に取り組んでいきたいと思っています。言われたシステムを作る、ではなくて真の目的を理解したうえで解決策を提供していくのが私たちの仕事だと考えています。

――お客様の期待に応えるために、組織としてどのような人材やスキルを求めていますか？

三つあります。もちろん全てを1人の人が持っている必要はありません。まず、プロジェクトマネージャーやアーキテクト、ITコンサルといった専門分野で強みを持ち、組織を引っ張っていっていくことができる人材が欲しいです。
次に、コミュニケーション能力です。ハイブリッドな働き方が主流となり、テレビ会議でのファシリテーションや、限られた時間で自分の考えを伝える力、相手の意図をくみ取る力が求められています。そして、新規案件を開拓する力です。新規のお客様や既存のお客様から新たな案件を開拓することが産業セグメントとしても重要な戦略となっています。そうしたスキルを持つ方にぜひジョインしてほしいですね。

自分の仕事を熱く語れるようになってほしい

――この組織だからこそ経験できる、やりがいや機会について教えてください。

NRIの仕事は重要なシステムを担当することが多く、システムが止まれば機会損失に直結します。飲食店などの決済基盤も担当しており、責任は大きいですが、達成した時のやりがいも大きいです。また、意見が異なる上司ともきちんと話せる雰囲気があり、時には厳しいことを言い合うこともありますが、それを引きずることはありません。挑戦する姿勢が大切にされるので、働きやすいと私は考えています。
また社員には、家族や友人に自分の仕事を熱く語れる人になってほしいですね。情熱を持って仕事をし、自分のやりたいこと、実現したいことを話せるようになってほしいと考えています。

――ありがとうございました。

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