Dream up the future

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成長の機会と支援

計画的な育成の取り組み

C&A制度

社員の自発的で計画的な能力開発を広範に支援し、個々のキャリア目標を上司と共有するためにC&A(Challenge & Act)制度を導入しています。C&A制度では、期初に上司と目標設定の面談を行い、半期ごとに上司との面談を重ねて成果を確認します。このサイクルを繰り返すことで、自己の成長や目標の達成度を確認することができます。また、新たな人事制度の導入により、管理職の社員に対しては「Mission-C&A」という制度に改定し、組織ミッションを個々の期待役割に結び付けています。

C&A制度

チャレンジングなアサインメントによる社員の成長機会の拡大

NRIでは、若い世代でも責任と裁量の大きな役割を任されます。コンサルティングプロジェクトでは、多くの場合、20代でプロジェクトリーダーを経験します。開発プロジェクトのプロジェクトマネージャー(PM)の約30%は20代から30代前半です。NRIが長年にわたり培ってきたプロジェクトマネジメント手法とナレッジ共有の仕組みにより、人材の育成とチャレンジングな業務の遂行が可能となっています。これらの経験は社員の成長を促すだけでなく、社員自身が成長を実感することにより、仕事に対する誇りを持つ好循環を生み出しています。

コンサルティングプロジェクトにおける
プロジェクトリーダーの年齢構成
(2023年3月期実績)

システム開発プロジェクトにおける
PMおよび事業責任者の年齢構成
(2023年3月期実績)

充実した研修プログラムによる専門性の追求

年間を通じて、400以上の講座がのべ1,000回近く開催される社内研修プログラムがあります。このプログラムは、社員が必要とする領域を幅広くカバーしており、必修の階層別研修や中核人材育成プログラムを除いては、自ら参加することができます。また、「D&I関連プログラム」では、女性活躍支援やダイバーシティ、ワーク・ライフ・バランスを意識したプログラムも提供しています。

社内研修プログラム体系

DX人材ケイパビリティの拡大

「+DX」のコンセプトに基づき、従来の能力を備えたコンサルタントやシステムエンジニアに対して、既存スキルを活かしながらDX分野で活躍するための研修などを提供して、DX人材の能力を戦略的に拡大しています。

DX人材育成プログラム

C&A制度の中で、DXスキルの棚卸しを行い、次のスキルアップの目標設定に活用しています。DXスキルのレベルが「基本レベル」以上である人数を「DX活躍人材数」としてKPIに定め、その増加に向けた取り組みを行っています。研修プログラムでは、成長戦略の柱となる「DXビジネス」の創出と拡大を牽引する人材の育成に重点を置いています。ITスキルに加えて、最新のビジネスユースケースから先鋭的なビジネスインサイトを学ぶカリキュラムなども提供しており、DX時代に必要な能力を強化する機会を提供しています。

DX人材育成プログラム

事業創造人材の拡大

事業創造人材の育成拡大を実現するため、社内で認められる資格であるCBA(認定ビジネスアナリスト)およびCBD(認定ビジネスディベロッパー)の認定者数増加を目標に掲げています。2031年3月期までに、合計250名の認定者数を達成することをKPIとしています。 この目標達成に向けて、中堅以上の社員には実践的なスキルを学べる講座や外部資格取得の対策講座(例: CBAP)を提供しています。また、若手社員には事業創造の素養を持った人材を早期に発掘し、個人の意欲とスキルを向上させ、認定資格に近づける育成プログラムを用意しています。これらのプログラムは、社内のプロフェッショナルが講師として後進を育成するためのスキームを定着させることで実現されています。NRIは人材育成において、このような強みを持っています。

事業創造人材のKPI

グローバル人材ケイパビリティの拡大

NRIでは、グローバル人材のケイパビリティ向上を目指し、さまざまな海外プログラムを実施しています。特に、海外拠点やグローバル市場で活動する顧客企業の海外拠点への派遣を重視しており、「海外トレーニー制度」を通じて若手社員を派遣しています。これまでに200名以上の社員が海外の18ヵ国32都市に派遣されています。また、「派遣留学」プログラムでは年に数名の社員を留学させ、2023年3月期までの10年間で計58名が留学しています。留学では、海外の大学やビジネススクールでのMBAだけでなく、コンピュータサイエンス(MSE/MCS)や法務(LLM)などの学位取得も活発に行っています。 2023年3月期からは、グローバル人材の計画的な育成のために、社員のグローバルスキルを可視化する施策を導入しています。これに基づいて、将来のグローバルビジネスに求められる人材のKPIを策定し、グローバル人材の育成計画において計画的な機会を提供する予定です。NRIはグローバル人材の育成に重点を置き、グローバル事業の拡大に向けた戦略的な取り組みを進めています。

海外トレーニー派遣者数の累計