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<NRI Leader’s Voice>「技術力・実現力・機動力」磨き続ける3つのバリュー

NRI Leader’s Voice

野村総合研究所のキャリア採用サイト「NRI career」をご覧いただき、ありがとうございます。

「NRI Leader’s Voice」は、NRIグループのビジネスを牽引するリーダーたちに、事業の魅力や展望を語ってもらうシリーズです。今回は福岡開発センターを拠点とする福岡ソリューション開発二部の部長を務める税所さんに聞きました。

注)組織名・役職名は取材当時の名称です。

話し手:福岡ソリューション開発二部 税所 尚洋

地元が近い安心感と、自分が成長できる環境を求めNRIへ

――まずは、自己紹介をお願いします。

2000年に東京のSIerに新卒で入社しました。金融関連のSEとして約5年間勤務し、ミッションクリティカルなシステム開発の基礎を学び、かなり鍛えられました。
その後、結婚を機に妻の実家がある福岡に移るために2005年にNRIに転職をしました。
私自身は鹿児島出身ですので、Jターンという形になりますが、地元が近い安心感と、自分が成長できる環境が両立できる点に魅力を感じ、NRIを選びました。
休日は趣味と実益を兼ねて料理を楽しんでいます。共働きということもあり、平日の食事の準備がどうしても大変なので、毎週日曜日には約1週間分の食事をまとめて仕込むのが習慣になりました。そのため、日曜日は昼過ぎから3~4時間ほど集中してキッチンに立ちっぱなしになります。意外とこれが良いリフレッシュになっていて、楽しいひとときです(笑)

――入社後はどのような業務に携わってきたのですか?

最初の配属は流通関連のプロジェクトでした。そのときは、1年くらい横浜を拠点に働いていました。せっかく福岡に引っ越したのに、月曜から金曜は横浜で働き、土日に福岡に戻る生活でした(笑)

――福岡に拠点を移して早々、大変でしたね。

そうですね、今はそのような長期出張が発生するような機会はほぼないので、あくまで入社当時のエピソードではあるのですが。
そのプロジェクトが終了した後、今日まで10年以上にわたり、自身の主要な業務となる証券ソリューション事業本部への事業支援が本格的にスタートしました。この期間を通じて、幅広い業務に取り組む機会を得られました。具体的には、営業や提案支援、プロジェクト管理、開発、さらには基盤構築や運用業務に至るまで、さまざまな分野を横断的に経験できました。これらの経験により、多角的な視点や知識を深めることができ、自身の大幅な成長につながりました。2014年からはマネージャとなり、2021年からは部長を務めています。

――印象に残る仕事はありますか?

入社10年目で担当した大手証券会社向けのスマートフォンアプリ導入プロジェクトですね。ネット証券で培ってきた開発経験を活かし、導入に臨みました。しかし、ステークホルダーの承認プロセスや期待されるスピード感を十分に把握できておらず、推進に大変苦労しました。さらに、途中で開発パートナーが離脱するという予期せぬ困難にも直面しました。

――かなり苦しい状況だったと思うのですがどうやって乗り越えたのですか?

厳しい状況ではありましたが、プロジェクトに関わる多くの方々に支えと、周りのメンバーひとりひとりの献身的な姿勢に支えられたおかげで、期日通りにリリースを達成することができました。この過程で、NRIの「やり抜く精神」を肌で実感し、NRIに入社して本当に良かったと感じました。
特に、証券ソリューション事業本部や所属する生産革新本部(現 生産革新センター)からの手厚い支援が大きな助けとなりました。豊富な知見を活かした的確なアドバイスやサポートがプロジェクトを前進させるために重要な支えとなりました。また、周りのメンバーのそれぞれの責任を全力で果たす姿勢に触発され、私も自分の役割を全うし、チームの努力を無駄にしないという強い想いで取り組むことができました。
このプロジェクトをきっかけに関わったさまざまな方とは、長期的な関係をつくることができており、その後の業務においてかけがえのない財産となりました。

福岡開発センターのバリュー「技術力・実現力・機動力」

――福岡開発センターの組織について教えてください

福岡開発センターは2001年の開所以来、社員はキャリア入社者が中心でした。新卒採用は2016年から始まっています。2021年からは二部署体制となり、2025年には総勢100名体制となる予定です。これまではキャリア入社の社員が主軸となり、多様な専門性を武器に、技術力、実現力、機動力を強みとした各事業本部への支援を担ってきました。そこに新卒採用者が加わったことで、若いエネルギーと柔軟な視点が組織に新たな活力を与え、これまでの強みを進化させて、より力強い組織へと成長を遂げようとしています。

我々のミッションは、『3つのバリュー』を活かして、品質の高い技術支援を行っていくことです。バリューの1つ目、技術力とはそのまま技術、開発における知識や経験を指します。バリューの2つ目、実現力は、AIなどの先端技術を活用し、顧客のビジネス課題を解決しながら、新たな価値を形にして提供する力を指します。3つ目のバリューは機動力、すなわちそれらを提供するスピードです。

――社内の他部署と協力してプロジェクトにあたる場面もあるのでしょうか

はい。一部、私たちが直接の窓口となっているお客さまもいますが、基本的に対お客様の部分は、コンサルティング事業本部や各ソリューション事業本部と協業していますね。
さらに、私たちは新技術の検証や新技術を用いたソリューションの提案も得意としていますが、各事業本部やお客さまと共に、新しい技術をつかってこんなことができないか、といったシード的な取り組みを行っています。

最先端の技術に触れる機会が豊富な環境

――3つのバリューを磨くために組織として何か取り組んでいますか?

AtCoderという競技プログラミングへの参加や、技術に関する勉強会の開催など、世代を問わず活発に活動に参加し、日々、議論や情報共有がなされています。
その成果もあってか、先日NRI社内で開催された生成AIをテーマにしたコンテストでは、福岡から2テーマが入賞しました!
また福岡はニアショアとしてエンジニアが集まるエリアでもあるのですが、コロナ禍になる前は他社のエンジニアの方々との交流などもありました。

――学びの機会が豊富にあるのですね。実際の業務を通じてどんな経験を積むことができるのでしょうか?

福岡開発センターでは、金融機関向けのプロジェクトが多く、ミッションクリティカルなシステム開発を通じてNRI流の質の高いシステム開発を学ぶことができます。またコンサルティング事業本部との協業が多いので、AIやデータサイエンス、UI/UX、モバイルテクノロジー等の最先端のDX技術を活用した新しいシステム開発に携わるチャンスもあります。最近ではNRIでも事例の少ない大規模なエンタープライズ向けのアジャイル開発に挑戦しており、将来に向けた実績とノウハウ作りを進めています。

――キャリア採用においてどんな方を求めていますか? またオンボーディングなどの取組みがあれば教えてください。

そうですね、今後、ビジネスをより拡大していくためにも、豊富な開発経験を基にプロジェクトの先頭に立ってリードいただける方を求めています。

私たちは顔を合わせてのコミュニケーションを重視しています。ですので、オンボーディングの一環として、キャリア入社した社員が気軽にコミュニケーションを取れるような機会も積極的に作っています。例えば、隔月で18時以降にアルコール一本だけ持って、業務に関わることだけでなく、お互いの近況など、ざっくばらんに話をするようなイベントを設けており、キャリア入社の社員にも好評です。

――安心して成長できる環境ですね!ありがとうございました。

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