<NRI Leader’s Voice>学ぶ意志のある人が成長できる環境づくりとは
NRI Leader’s Voice
野村総合研究所のキャリア採用サイト「NRI career」をご覧いただき、ありがとうございます。「NRI Leader’s Voice」は、NRIグループのビジネスを牽引するリーダーたちに、事業の魅力や展望を語ってもらうシリーズです。今回は、デジタルワークプレイス事業二部の部長を務める渡辺さんに聞きました。
注)組織名・役職名は取材当時の名称です。
話し手:デジタルワークプレイス事業二部 渡辺 光也
いろんなことに興味を持ち、学ぶ姿勢を持ち続けよう
――まずは、自己紹介をお願いします。
デジタルワークプレイス事業二部で部長を務める渡辺です。1999年に新卒で入社しました。基盤エンジニアとして、主に証券系のプロジェクトに関わる部署に配属されました。その後、大手コンビニエンスストア向けの基盤チームへと異動しました。基盤チームといっても、ネットや端末、データベース、Webサーバなど、受け持つ範囲の幅は広く、それぞれのチームのマネージャーを経験しました。4年前に現在のデジタルワークプレイス事業二部に異動しました。
――これまでで印象に残った仕事について教えてください。
入社して7年目に取り組んだ、当時1万数千拠点存在したコンビニATMの監視システムのリプレースが特に印象的でした。「やってみろ」と言われたものの、監視基盤の開発経験なんてありません。開発を担当してもらうビジネスパートナー企業と一丸となって、そもそもどうやって作るのかの設計から始めました。厳しいプロジェクトであるほど、周りの人にうまく動いてもらい、パフォーマンスを引き出すことが重要です。どうみんなのモチベーションを維持するかなど、本当に多くのことをこのプロジェクトから学びました。
――自身の経験を踏まえ、部のメンバーには普段どのようなことを伝えていますか?
いろんなことに興味を持ちましょう、と言っています。プロジェクトの進捗や人間関係など、何かうまくいかないことがあるとき、私たちは皆、自分を守るために周囲に壁を作ってしまうことがあると思います。そうすると、自分の仕事にしか目がいかず、他の社員の仕事についてはよく知らない状態になってしまいます。そうしたメンタリティは成長を妨げます。いろんなことに興味を持ち、学ぶ姿勢を持ち続けようと話しています。
またマネージャーは、人材育成が最も重要な仕事です。そのため、マネージャー層には、メンバーに対してどうなってほしいか、どんな期待をしているのか、自分の言葉で伝えてほしい、とお願いしています。同じ仕事でも、意図を伝えることで何を吸収すべきかが明確になり、成長の機会が生まれます。
お客様と共に汗をかきながら、一歩ずつ進めていく
――現在の組織について教えてください。
私たちのデジタルワークプレイス事業は、働く環境に関わるサービス全般を取り扱っています。大きく分けて、インフラ高度化、ナレッジ高度化、ビジネスプロセス変革、ワークスタイル変革の4つのソリューションがあります。AIやクラウド、セキュリティなど幅広いテクノロジーを活用しながら、オフィスIT全般の企画、提案、開発、維持を行うことが業務の中心です。お客様は証券や金融、保険、流通、産業など、多くの業界にわたります。お客様ごとにチームが構成されていることもあり、基盤系の部署ですが、お客様と直接関わることが多いです。多様なニーズに応えられるよう、広く知識を持っていることが重要です。
年々キャリア入社者の割合は増えています。マネージャーとして活躍する人や、専門的な技術知見やノウハウを持って活躍する人も増えています。
――キャリア入社の方も活躍しているんですね!お客様からどんな期待をいただいていますか?
例えばRFPに対してご提案する際、どうやって他社より価格を下げるか、ということも重要ですが、私たちはそれが一番大事なことではないと思っています。どう付加価値を出すか、どの社員も常に考えています。よく社内では「NRIに簡単な仕事は来ない」と言われています。難しい問題に対してお客様と共に汗をかきながら、一歩ずつ進めていくことを期待されており、それが私たちに任せていただける理由でもあります。
――今、組織としてどんな目標を掲げているのですか?
私たちが目指しているのは、新しい顧客の開拓と、技術革新に迅速に対応し、NRIならではの付加価値を提供することです。例えば、プロジェクト提案の際、お客様と共に企画を考えることも付加価値にあたります。私たちの業務範囲は広く、企画から社内外の調整、品質管理など、多くの工程について、責任をもって対応しなければなりません。社員同士でのサポートはありますが、自分の仕事はここまで、と線を引かずに、何でも幅広く対応していくスタイルに驚きを感じる方もいるかと思います。ただ、私たちは、広い視点を持つことで付加価値のある提案が可能になると考えており、組織の複雑さや規定に縛られず、お客様と共に考え動いていくことを目指しています。
学ぶ意志のある人にとって良い環境をつくる
――キャリア入社の方にどのような期待をしていますか?
私たちの部では数億円規模のプロジェクトが多く、プロジェクトマネージャ(PM)となれば、パートナーや品質管理、要件調整など多岐にわたる業務をこなす必要があります。エンジニアリングへの理解があり、新規顧客開拓のために必要なスキルを持つ社員はまだ少ないのが現状です。
私たちの仕事は、綺麗な計画を描くだけではありません。このスタイルを理解し、自分ごととして取り組める人材が望ましいと考えています。
――この組織だからこそ経験できる、やりがいや機会について教えてください。
私たちの組織で取り扱う技術領域は幅広く、進化のスピードも速いため、キャッチアップできるよう環境を整えています。例えば、資格取得のための講座の受講を推奨したり、部としての取得目標を掲げたりしています。特にクラウド系の技術が勉強できるよう、サンドボックスの環境を用意したり、独自の研修プログラムを用意したりしています。そのほか英語学習やEラーニングなど会社として用意されているものもありますので、学ぶ意志のある人にとっては良い環境であると思っています。
――学びたいという方にとって成長できそうな環境ですね。ありがとうございました。
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