<NRI Leader’s Voice>TOPエンジニアの育成を目指す組織とは
NRI Leader’s Voice
野村総合研究所のキャリア採用サイト「NRI career」をご覧いただき、ありがとうございます。「NRI Leader’s Voice」は、NRIグループのビジネスを牽引するリーダーたちに、事業の魅力や展望を語ってもらうシリーズです。今回は産業基盤サービス部の部長を務める藤島さんに聞きました。
注)組織名・役職名は取材当時の名称です。
話し手:産業基盤サービス部 藤島 健
人を巻き込んでいく中で、つながりを大切にするように
――まずは、自己紹介をお願いします。
2002年にネットワークエンジニアとして新卒でNRIに入社。当時、NRIグループの基盤の運用を担っていたNRIデータサービス(2006年にNRIと合併)というグループ会社に配属となりました。2013年に保険基盤サービス部、2016年より産業基盤サービス部へと異動し、2023年より産業基盤サービス部の部長を務めています。入社以来、いわゆる基盤エンジニアとして数々のお客様の案件に従事してきました。
趣味はサッカーで、若手時代はNRIサッカー部で活動し、2年間部長を務めました。最近は子供のスポーツ少年団での活動に端を発し、少年サッカーのコーチ活動を始めました。子供が卒団した後も継続しており、主に低学年の子供たちを担当しています。
――入社したころの思い出はありますか?
新人のころの私は、すごく嫌なやつでした(笑) 仕事は言われたことだけやればいい、ぐらいの気持ちでした。でも配属されたチームの先輩たちが素晴らしいチームワークで仕事を回していて、これがNRIの仕事なんだと教わりました。また仕事のアサインも「任せるから責任を持ってやりなさい」というスタンスでした。ただ、規模も大きいから到底一人ではできません。どんどん人を巻き込んでいく中で、人とのつながりを大切にするようになり、仕事を通じて成長の実感を得ることができました。
お客様先への出向を経て仕事に対する考えが変わる
――印象に残る仕事はありますか?
2008年から約2年半、保険業界のあるお客様先に出向していました。その期間は上流工程について、とても多くを学びました。
要件定義よりさらに上流の工程に携わることは初めてでしたが、新システムの企画を事業構想の段階から立ち上げて、リリースするところまで一気通貫で携わることができたのです。今でも印象深い案件です。
――出向を経て仕事に対する考え方などは変わりましたか?
変わりましたね。お客様の中でどのような意志決定がなされ発注に至るのか、その背景が見えるようになったことはとても良かったと思っています。
当時の自分はまだまだ技術やシステムだけの実装面しか見えていないエンジニアでした。ただ、日本全土にユニバーサルサービスを届けるんだ、というお客様の強い想いに触れたことで、人や社会へと視野は広がりました。
そのおかげでNRIが掲げるビジョンに対しても強く共感できるようになりました。
スピードと技術革新を求められる環境
――現在の組織について教えてください。
産業ソリューション事業本部とともに、物流業やサービス業、製造業、不動産業といった業界のお客様に相対し、システム基盤領域を主戦場として、技術支援・提案支援・要件定義・設計・開発・テスト・運用と、お客様・事業本部のそれぞれの要望に幅広く対応しています。
また、アプリケーションアーキテクト部隊を部内に抱え、高難度システムのアーキテクチャ設計・アプリケーション開発も担当しています。
――部はどのようなチーム構成になっているのでしょうか。
組織は大きく言えば、2つに分かれます。ひとつは特定のお客様に密着し、さまざまなご要望に対して最適な技術を選択・適用し、安定したシステム基盤対応を行うチーム。
もうひとつは規模や業務、システム構成の異なるさまざまなお客様に対して、メニュー化したサービスで安定的な品質を確保しつつも、効率的に技術・サービスを提供するチームです。
いずれのチームにおいても、お客様はスピードと技術革新を求めていますので、数か月の短納期でどんどんリリースをしていくような案件が多いですね。
また、部の雰囲気については、横のつながりを大事にする社員が多く、部旅行などにも積極的に参加して楽しんでいます。
社会・業界から一目置かれるトップエンジニアを育成したい
――組織として強化したいものはありますか?
技術力は非常に大切だと考えています。ですが、技術力を高めるだけでは、お客様のご期待には応えきれません。一人一人がより品質にこだわることで、業務遂行力も高めていきたいです。
対外的な情報発信力を強化したり、外部機関の認証などを得たりすることで技術力も向上させられるのではと思います。また個々人に埋もれているナレッジを共有化し、組織としての武器にしていきたいとも考えています。
また技術力の高い社員の能力を最大限活かすために、効率的な品質チェックスキーム、ガードレール的に抜け漏れを検知するなどのマネジメントスキームを構築する必要もあります。
――技術と品質の両方を大切にしているんですね。
はい、このような活動を通じて部員全員が成長実感を得てほしいと思っていますし、社会・業界から一目置かれるトップエンジニアを一人でも多く輩出したいと考えています。
そのようにして高めた技術力と業務遂行力で、お客様のビジネス拡大に貢献し、信頼を得たいですね。
キャリア入社いただく方々にも、技術力・マネジメント力を活かしてプロジェクトに貢献いただきたいと考えています。加えて、人材育成・組織開発といった領域に対しても興味を持って積極的に取り組んでいただくことを期待しています。
――この組織だからこそ経験できる、やりがいや機会について教えてください。
私たちはテックリードでありつつ、アカウントマネージャーでもあるような役割を担っています。だからこそ、お客様に近い立ち位置で、新しい技術をお客様と共に考え、使っていくことができます。そしてお客様から頂いたフィードバックをもとに、今度はNRIの事業として拡大していくこともできます。
そうしたサイクルによってエンジニアとして成長実感を得られることが魅力であると思っています。
――ありがとうございました。
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