NRI career

NRIはこれまで「業績・成果・能力主義」の人事制度を使用してきましたが、さらに既存のビジネスの変革と新しいビジネスへの挑戦を促進するために、2022年4月に新しい人事制度を導入しました。私たちは常に現状に危機感を持ち、変化や挑戦を恐れないプロフェッショナルであり続けることを目指しており、役割やミッションに基づいた期待を明確にし、その成果に報いる仕組みを提供しています。また、相手や立場に関係なく、誰に対してもMutual Respect（相互尊重）の精神で接することを大切にしています。

現在の制度では、過去の功績や成果ではなく、当期の職務や各本部で定められた役割への達成度に基づいて職階が決まります。これにより、常に挑戦し、変化に対応することを求められます。また、マネジメントではないプロフェッショナルとしてのキャリアパスである「チーフエキスパート」を新たに設けました。これにより、プロフェッショナルとして成長し続け、成果を上げていく人々に対してより適切な処遇を行うことができるようにしました。

新人事制度の体系

管理職掌においては、過去の功績や成果ではなく、その期に担う職務や期待される役割に応じて職階が決まります。また、上述のとおり、マネジメントではないスペシャリストとしてのキャリアパスを明確にし、マネジメントと同格の「チーフエキスパート」という職階を設けています。このようなキャリアの複線化により、マネジメントは部下のキャリア形成支援やエンゲージメント向上により注力し、スペシャリストは自身の専門性を継続的に向上させながら組織への貢献を行います。これにより、個々のメンバーは挑戦をし、プロフェッショナルとして成長し続けることができ、成果を上げる人々に対してより適切な処遇を提供できるような環境を整備しています。

管理職掌では、職務や役割に応じて柔軟な昇進や降格を可能としています。また、非管理職掌では、年齢に関係なく成果に応じた処遇を行うために、飛び級制度を導入しています。

評価制度では、事前に設定した目標に対する成果を複数の観点から評価し、それを賞与に反映させています。特に管理職の昇格評価では、NRIの社員としてふさわしい姿勢や資質を持っているかどうかを判断するために、部下からの評価も考慮に入れています。これにより、適切な登用を促進しています。

給与、賞与、福利厚生などの総合的な経済処遇は、プロフェッショナルにふさわしい水準として設定されています。特に、持続的な企業価値向上に対する貢献へのインセンティブとして、退職手当、確定拠出年金制度、社内持株制度、E-Ship（信託型従業員持株インセンティブ・プラン）などを導入しています。

平均年間給与の推移